古代からの恵みを、いま食卓へ
「ファッロ(farro)」とは、古代ローマ時代から食されてきたスペルト小麦のこと。その強い生命力と野性的な香ばしさから、イタリアでは今も変わらず愛され続けています。ご紹介するのは、イタリア・ヴェネト州の老舗チッケティ(Cicchetti)社が手がけた乾燥ファッロ。ナッツのような風味とぷちぷちした食感が魅力の、自然派・雑穀好きのための“ひと味ちがう主食”です。
こんな料理にどうぞ
ファッロとひよこ豆のサラダ
イタリアでは夏になるとファッロのサラダやお米のサラダなどが食卓に並びます。
作って置いておくと味が抜けてしまうので、しっかりと塩をヴィネガーを効かせるのが大事です。
1. ファッロは柔らかめにお湯で炊いてよく冷ます。
2. ひよこ豆は一晩水につけ柔らかくなるまで茹でる。
3. ボウルにファッロ、ひよこ豆、玉ねぎのみじん切り、プロシュットコット、ワインヴィネガー、オリーブオイルを入れ味を整える。
ファッロット(ファッロのリゾット)
野菜ブロードでゆっくり煮込み、チーズやオリーブオイルで仕上げて。
サラダ仕立てで冷製にも
ゆでたファッロに、トマト・キュウリ・パルミジャーノ、オイル&レモンで爽やかに。
豆と煮込んで“ズッパ・ディ・ファッロ”
トスカーナ伝統のスープ仕立てもおすすめです。
※使用前に一晩(8〜10時間)浸水させ、約30〜40分ゆでると食べやすくなります。
身体に嬉しい、やさしい栄養
・低GI・腹持ちが良く、食後も穏やか
・食物繊維・ミネラルが豊富で整腸サポートに◎
・植物性たんぱくも多く、ベジタリアン食にも適しています
加工されすぎていない“原始に近い穀物”だからこそ、素材そのものの栄養をしっかりと体に届けてくれます。
ひと粒ひと粒が、素材として主張する。
“ただの雑穀”ではない、料理に風味と滋味を与える食材。ベリッシモが選んだこのファッロは、体を労りながらも、しっかりと食の喜びを与えてくれる存在です。
お米やパスタに飽きた日の、新しい選択肢として。
ぜひ、あなたのキッチンにストックしてみてください。
※手軽に本格的なイタリアンを楽しめるレシピをご紹介しています。写真をタップしてご覧ください。
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