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「バルサミコとは」イタリア食材研究:1
アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・モデナ
「調味料の“王様”」バルサミコは「王様のための調味料」です
アチェート・バルサミコ(バルサミコ酢)。サラダドレッシングに使う「ワインヴィネガー」とどこがどう違うのでしょうか?さらに「三ツ星レストラン」でしか使われることのないバルサミコ「トラディツィオナーレ・バルサミコ」に至っては、「ナンジャそりゃ?」という感じです。
![長期熟成のバルサミコたち](https://www.bellissimo.jp/blog/wp-content/uploads/2020/05/theme_top.jpg)
イタリア語で「アチェート」は「酢」。「バルサミコ」は「芳香」。「トラディツィオナーレ」は「伝統」という意味。工場で大量生産されるバルサミコと違い、添加物を加えることがいっさい許されず、昔ながらの「樽の入れ替え」という手法で作られます。
![バルサミコの樽](https://www.bellissimo.jp/blog/wp-content/uploads/2020/05/shutterstock_561687151-300x225.jpg)
気の遠くなるような時間をかけて、大切に育てられた末にやっと完成する。これこそ「スローフード」と呼べるものなのです。美食の町モデナの王侯貴族たちが愛し、かつては「嫁入り道具」とされたほど貴重な液体は、トリュフに次いで「グラム単価が高い食材」と言われます。
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