自然派・オーガニックワイナリー「アリアンナ オッキピンティ」の敷地内、0.5haほどの果樹園から収穫した柑橘「オレンジ」をアリアンナがマーマレードにしました。当然のことながら畑では一切の農薬を使用せず、砂糖も粗糖を使用する徹底ぶりです。ワインと食、そしてシチリア。自身の生業に対する飽くなき探究心と情熱を持ち続けるアリアンナが目指す、フードプロジェクトの逸品、是非ご賞味ください。
La filosofia di Azienda Agricola Arianna Occhipinti
「ワイナリーを古き良き伝統に則り、様々な作物を作る農園のような存在にしたい 」アリアンナ・オッキピンティが 次に 目指すのは、シチリア ・フード プロジェクト!!
2004年のファーストヴィンテージから話題の人となり、それからの10年ほどでワイナリーとして大成功を納めたアリアンナ・オッキピンティ。今ではイタリアナチュラルワイン界のアイコンとも言うべき存在です。もともとブドウ畑以外に16haのオリーブ畑も所有しており、一部は樹齢100年を優に超えるオリーブから良質なオリーブオイルを作っていましたが、彼女が2012年に購入、2013年に創設した新しいワイナリーの敷地には耕作地、柑橘畑などがありました。
「ワイナリーではなく、農園って呼ぶべきものにしたいって思ってるの。麦を育ててその粉でパンやパスタを作り、当然野菜も育てて、柑橘でジャムを作って。多角的にしたいとか、ワイン以外のビジネスに手を出したいとかそういうのじゃなくて、もともとあった農業の姿を取り戻したいっていうか。たくさんの古代品種があることからも明らかなように、シチリアは小麦栽培の偉大な歴史があるわけだし。自分が飲みたいようなワインを造っているのと同じように、自分が食べたいものを作ってその余剰分を売れたらこんな素敵なことってないと思うの。」そんな彼女の構想から生まれたのがこのフードプロジェクトです。
(出典:vinaiota)