レンズ豆の起源は古く、羊飼いや農夫には欠かせない食材として、冬の羊の移牧地にも種が植えられていました。このレンズ豆は自然に重きを置いたかつての循環型の農業形態に移行し、オーガニック認証も20年以上前に取得した土壌で栽培されています。タンパク質、ビタミン、食物繊維、ミネラル、また鉄、カリウム、リンが豊富。最大の特徴は薄く柔らかい皮で、消化もとても良いです。
◇調理方法:2時間程度浸水させた後、水を交換し、水から茹でて約30分
La filosofia di Pacina
パーチナ社はシエナ郊外カステルヌォーヴォ・ベラルデンガに位置し、ワインのほかにもオリーブオイル、豆類、穀物などを生産。もともとは10世紀の修道院だったところを17世紀にティエッツィ家が購入してパーチナを創業し、現在5代目のジョヴァンナと夫のステーファノに受け継がれている。先代のジョヴァンナの母は生物学者、父は環境活動家であったことから、1970年代に自然に重きを置いたかつての循環型の農業形態に移行し、オーガニック認証も20年以上前に取得。それにより土壌では生物多様性が豊かに発展し続け、その土地を体現する製品を作ることを可能にしている。
※手軽に本格的なイタリアンを楽しめるレシピをご紹介しています。写真をタップしてご覧ください。
レンズ豆のサラダ
豚バラ肉とレンズ豆の煮込み クルヴェ入り