一度聞くと忘れない名前のこのソース。
イタリア料理では、「悪魔風」と名付けられた料理があります。なぜ悪魔風なのか?いくつかある説のひとつに唐辛子やスパイスでピリリと辛い料理を指すというのがあります。このソースは、まさに深い味わいの後に追いかけてくる唐辛子の辛さがやみつきになる美味しさ。瓶詰とあなどるなかれ、程良いトマトの酸味にツナの歯ごたえがしっかりとしていて、これだけでお料理として成立しています。
シンプルな材料ながら、その絶妙なバランスが生み出しているこの味は家庭では出せないと脱帽。アンチョビとツナの旨味がギュッと詰まっていますから、そのままパスタソースとしてはもちろんのこと、魚貝と相性抜群なのでアサリ等のパスタのソースとして使うとさらに美味しい!軽く炒めた野菜を煮込んだり、魚や鶏肉をソテーしてソースにしたりと様々に使えます。最後にオリーブオイルを振りかけるのをお忘れなく!
The story of Il Mongetto
世界中の美食家に注目されているイルモンジェット社は、ワイン醸造でも有名なピエモンテ州モンフェッラートにあります。アンチョビなどの海産物を使った郷土料理が多く残っており、日本でも人気の「バーニャカウダ」はモンフェッラートが発祥の地といわれています。
オーナーのロベルト氏は、一つ星レストランを経営後に土地を引継ぎ、1981年に最高のものを作りたいという揺るぎない熱意でイルモンジェット社を設立。地元の野菜をふんだんに使い、使用する素材は最高品質のものを厳選。ピエモンテの伝統レシピと家に伝わるマンマの味で丁寧に作られる商品には、細部にまでロベルト氏のこだわりが貫かれています。添加物不使用