ヴェネトの生産者ダニエーレ・ピッチニンが手がける、4品種のブレンドによるエクストラ・ヴェルジネ・オリーブオイル。作り手と土地の輪郭が伝わる、Muniらしい1本です。
ヴェネトの丘でワインを手がける生産者、ダニエーレ・ピッチニン(Muni)によるエクストラ・ヴェルジネ・オリーブオイルです。
ダニエーレは、オリーブオイルをブレンドタイプと、土着品種グリニャーノ単一の2種類でリリースしており、こちらはそのブレンドタイプ。使用されているのは、グリニャーノ、フラントイオ、レッチョ・デル・コルノ、ペンドリーノの4品種です。生産地はイタリア・ヴェネト州、内容量は500mlです。
ダニエーレ・ピッチニンの拠点は、ヴェローナ県サン・ジョヴァンニ・イラリオーネ、レッシーニアの丘陵地帯。公式サイトでは、彼の畑が石灰質土壌で、標高300〜500m、南〜南東向きの環境にあることが紹介されています。もともとワイン生産者として知られる存在ですが、その土地と向き合う姿勢はオリーブオイルにも通じています。
このブレンドオイルの魅力は、単一品種の個性を押し出すというより、複数品種を組み合わせることで成り立つ、ひとつの調和にあります。グリニャーノ単体のオイルは別にボトリングされているため、この1本は、ダニエーレがあえてブレンドとしてまとめたスタイルを楽しめるもの。品種名だけを並べるのではなく、“どんな構成で仕上げたか”が見えるのも、このオイルの魅力です。
ワインの世界でMuniを知っている方には、「ダニエーレ・ピッチニンがオイルも手がけている」というだけで惹かれる一本かもしれません。逆に、オリーブオイルからこの生産者を知る方にとっては、レッシーニアという土地の空気や、畑を大切にする感覚に触れる入口にもなります。公式サイトでも、土壌の生命や自然との調和を重視する考え方が語られており、その背景を知ると、このオイルの見え方も少し深くなります。
毎日の食卓で使うオイルとしても、贈りものとして選ぶオイルとしても。
派手な言葉を重ねるより、作り手と土地がきちんと見えるものを選びたい方に、おすすめしたい1本です。
Daniele Piccinin(Muni)
1980年生まれのダニエーレ ピッチニンは、イタリア・ヴェネト州でワインとオリーブオイルを生み出す熱意溢れる職人です。若くしてソムリエとしてのキャリアをスタートした彼の人生は、2003年、アンジョリーノ マウレのワインに出会ったことで大きく変わりました。その自然な味わいに魅了され、ワイン造りを学び始めた彼は、伝統的な製法と独自の感性を取り入れたユニークなワインを生み出しています。
2006年にはレストランの権利を売却し、祖父の故郷ムーニ地区でワイナリーを開設。自ら開墾した畑で地元のブドウ品種を育て、ワイン造りに専念する日々を送っています。2010年に自らのワイナリーが完成してからは、すべての工程を自分の手で行い、無添加・無濾過といったナチュラルなスタイルにこだわり続けています。
温暖化の影響でオリーブ栽培が盛んになってきた近年、ピッチニンはレッチョ、レッチーノ、フラントイオ、グリニャーノなどのオリーブを自家用に育て始め、余剰分をエクストラ バージン オリーブオイルとして少量販売することに。ガルダ湖周辺に伝統のあるデリケートなオイルに匹敵する繊細な味わいが特徴です。
ダニエーレ ピッチニンのオリーブオイルは、彼がワイン造りで培った感性と自然への敬意が詰まった特別な一品です。その希少なオリーブオイルとワインは、多くのファンに愛され、限定数のため即完売するほどの人気を誇ります。