歴史ある漁師の町 チェターラ
イタリア南部、アマルフィ海岸の端に位置する漁村チェターラ(Cetara)は昔から漁業の村であり、魚醤コラトゥーラの名産地としても知られています。チェターラは、歴史的には主にマグロ漁などに携わる漁師の村として発展してきました。現在は地中海の本マグロだけでなく、キハダマグロも加工し、数々の美味しいツナ製品を生み出しています。
じっくり蒸すことで風味豊かに
キハダマグロは漁の後、小ぶりのものだけが選ばれ、すぐにその場で冷凍し、サレルノ近郊の加工所に運ばれます。血合いや骨は、すべて手作業で丁寧に取り除かれます。凍ったマグロは一晩かけて流水解凍し、その後、100度の蒸気の巨大な蒸し器の中で5〜7時間かけ、マグロの中心温度が60度になるよう調理されます。茹でずにじっくり蒸すことで風味豊かに。キハダマグロとエキストラバージンオリーブオイルは風味の強さが同じゆえ、バランスが取れ、より美味しくいただけます。
お召し上がり方
フレーク状のツナは、サラダをはじめとするいろいろなお料理に使いやすく、ツナを漬け込んでいる有機エキストラバージンオリーブオイルともよく絡みます。
ツナのクロスティーニ:
赤ワインビネガーに漬けておいた玉ねぎのスライスとともに。ケッパーを添えて。
オープンサンド:
ホワイトバルサミコ酢に漬けておいた玉ねぎ、ゆで卵を刻み、マヨネーズにあえたペーストをパンに塗り、その上にツナをのせ、ケッパーを飾ります。