シチリア州 ビヴォーナ/ビアンコリッラ・チェラズオーラ・ムルティッダーラ ほか
シチリア内陸の丘陵地に200年以上続く農園、イル チェンソ。古いオリーブ畑で育つ土着品種を手摘みし、畑からわずか数百メートルの搾油所で、その日のうちに搾ります。ろ過をせずに瓶詰めした、オリーブそのものの表情が残るエクストラヴァージン オリーヴオイルです。

「Bi-Ce-Mu」という名前の由来
商品名の「ビ チェ ム」は、ブレンドの中心となる3つのオリーブ品種、ビアンコリッラ(Biancolilla)、チェラズオーラ(Cerasuola)、ムルティッダーラ(Murtiddara)の頭文字をつなげたもの。いずれもシチリア西部を故郷とする土着品種で、農園の名前と同じくらい、この土地の個性を語る名前です。
味わいと特徴
手摘みから搾油まで、時間をかけない
オリーブは一粒ずつ手で摘み取り、収穫後すぐに葉や不純物を取り除いて、畑から数百メートルの搾油所へ。搾油は最高30℃に抑えた低温で行い、香りの成分をできるだけ損なわないよう仕上げています。
ノンフィルターならではの厚み
ろ過をせずに瓶詰めするため、オリーブの果肉由来の細かな成分がそのまま残り、口当たりにほどよい厚みが生まれます。
香りと味わい
刈りたての青草や青いアーモンド、アーティチョークやトマトの葉を思わせる緑の香り。口に含むと穏やかな苦みと、後半にかけてしっかりとした辛みが広がります。
2025年ヴィンテージについて
2025年は、イル チェンソのあるシチリア西部原産のビアンコリッラ、チェラズオーラ、ムルティッダーラに加え、同じくシチリアの土着品種であるノチェッラーラ デル ベリーチェとトンダ イブレアの2品種をブレンド。収穫は10月中旬から11月上旬にかけて行われました。5つのシチリア品種が重なり合う、この年ならではの一本です。
おすすめの使い方
まずはシンプルに
焼きたてのパンに少量たらし、塩をひとつまみ。香りと辛みの輪郭がいちばんよくわかる食べ方です。
野菜・豆料理の仕上げに
グリルした茄子やズッキーニ、白いんげん豆やひよこ豆のスープに、食べる直前にひと回し。青い香りが料理全体を引き締めます。
魚介やお肉にも
白身魚のカルパッチョ、焼いたメカジキやイワシ、炭火焼きの肉の仕上げに。しっかりした風味が、素材の旨みに負けません。
生産者 イル チェンソ(Il Censo)

イル チェンソは、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の撮影地として知られるパラッツォ・アドリアーノにほど近い、シチリア内陸の丘陵地にある農園です。オーナーのガエターノ・ガルガーノ氏の母方の家系が200年以上にわたって受け継いできた土地で、かつては小麦や豆を中心に育てていました。
ローマで銀行員として働いていたガエターノ氏は、ウンブリアの名門ワイナリー、パオロ・ベアのワインに魅せられ、その縁から一家の土地の再生に取りかかります。ジャンピエロ・ベア氏の助言を受けてブドウ畑を拓き、長く手入れされずにいた古いオリーブ畑もよみがえらせました。自然に寄り添った畑づくりを続けながら、ワインや古代小麦とともに、ごく少量のオリーヴオイルを生み出しています。
シチリアの土地と、そこに根づいた品種の個性をまっすぐに味わえるオイルです。生産量が限られているため、気になった方はぜひお早めにお試しください。
よくあるご質問
瓶の底に沈殿物があります。品質に問題はありませんか?
ノンフィルター(無ろ過)で瓶詰めしているため、オリーブの果肉などの細かな成分が時間とともに沈むことがあります。品質には問題ありませんので、そのままお召し上がりいただけます。
加熱調理にも使えますか?
お使いいただけますが、香りを楽しむには、火を止めたあとの仕上げや生のままでのご使用がおすすめです。
保存方法を教えてください。
直射日光と高温多湿を避け、冷暗所で保存してください。冷蔵庫に入れると白く固まることがあるため、常温での保存がおすすめです。開栓後はキャップをしっかり閉め、香りのよいうちにお早めにお使いください。
年によって味わいは変わりますか?
はい。その年の天候やオリーブの実り方によって香りや辛みの出方が変わるほか、2025年のようにブレンドする品種が変わることもあります。ヴィンテージごとの違いもお楽しみください。