レモンの香をまとったスグレモノ
搾油方法は、良質のエクストラヴァージン・オリーブオイルの条件ともいうべき"24時間以内収穫、コールドプレス、遠心分離法・ノンフィルター"を満たしています。
オリーブ品種はOgliarola:オリアローラ種。このオリーブを搾油する際、レモンも一緒にそのまま搾り器にかけます。絞り出されたオリーブとレモンの果汁はまず果肉・絞りカスと液体に分別しさらに液体を遠心分離にかけ、油分と水分に分別します。
これによって出来るのがレモンの香りのみがオイルに移ったフレーバーオイルなのです。果汁が入っていないので日持ちがし、より多くの料理に気軽に使えるスグレモノです。
◆オリーブ(オリアローラ種)70%:レモン30%
【お願い】戦争の影響でガラス瓶が不足しており、写真とは全く違う瓶、納品の瓶の形状がバラバラになる場合がございます。ラベルも綺麗ではなく汚れ・欠けがある場合がございます。ご了承の上ご購入ください
La storia di Raguso
Frantoio Raguso:フラントイオ・ラグーソはイタリア随一のオリーブ産地である、プーリアGravina in Puglia:グラヴィーナ・イン・プーリア村にて1894年より搾油所として創業しました。
恵まれた立地(オリーブ畑は標高500~600mに位置)であること、比較的小規模であるゆえオリーブ生産者を良く把握する事が出来、丁寧な手摘みによる高品質なオリーブが入手できるという大きなメリットにより安定的に良質のオイルを絞ることが出来ます。
▲Gravina in Puglia:グラヴィーナ・イン・プーリアはプーリア州とバジリカータ州の境にあり大きな渓谷が横たわっています。この渓谷の岩をくり抜いて作った洞窟住居はSassi:サッシと呼ばれ、隣のバジリカータ州、Matera:マテーラ側は世界遺産として有名です。写真中央の教会では結婚式を挙げるカップルが遠目に見えました。
▲面白いものを一つ見せてくれました。それは水牛の角。この中身をくり抜いてつくった水筒状のもので、そこにオイルが入っていたとか。
昔から広大な土地のあったプーリアでは大規模な農園を営む荘園主と小作農のような関係があり、雇用者は被雇用者に対し、1日の労働の対価として
・卵1個
・じゃがいも2個
・パン
・オイルをパンに十字を描くようにひとかけ
を渡したとか。
オイルを十字に描くように、なんてほんのちょっとですよね。その位大切なものだったという事です。