Business Diary

イタリア買付け旅行記(2010年夏 6月27日〜7月11日 15日間の旅)

◆ 7月3日 「太陽を追いかけ西へ500km」

7月3日 土曜日

ホテルの建物の前がざわざわしていたのが気になり、
カーテンを開けてみました。
するとそこには・・・タンクトップにサングラス、ビーチサンダル。
浮き輪やタオル等、めいっぱい持てるだけ持って歩く家族連れの姿が。

昨日は暗くてわからなかったのですが、
宿泊したホテルはどうやら海水浴場まで100メートルほどの場所に
立っていたようです。鉄道駅「VillaPiana Lido」のスグ目の前。
電車を降りた人も、車を止めた家族も、続々と海に向かっていました。

朝食もそこそこに、私も一度、海を見てみたくなりました。
昨夜、オリーブオイル農家のベランダからはるか遠くに望んだ
イオニア海。その向こう岸は、ギリシャの海岸です。
ターラント湾を横断して300キロ向こうには、ギリシャがあるのだ・・・
真っ青な海に面した白い砂浜には、きちんとパラソルとビーチベッドが
並び。 どうやらそこは有料のプライベート・ビーチが連続する
砂浜だったようです。

ビーチというと、私のように東京エリアに住む者にとっては
近いようで渋滞必至の超混雑な夏の砂浜をイメージしてしまいます。
海水浴客で賑わう湘南のビーチなどをニュースで見るたびに
「もう少し、優雅に砂浜を楽しみたいものだなぁ・・・」などと
思ってしまうのです。

ところが、どうでしょう。
このひなびた?カラブリアの海水浴場は田舎の町でありながら
ちょっと洗練された雰囲気を漂わせているではありませんか。
これが、イタリア流海水浴の楽しみ方なのかぁ・・・と
少々感心しつつ、浴場をあとにしました。
午前中のアポイントが一件あり、そろそろ出発の時間です。

ビーチに寝そべってビールでも飲みたい衝動を抑え、
車のキーをひねりました。
向かうは、ビーチからナビ上では30分程度の距離にあるメーカー。
ベリッシモの不動の人気商品に成長したあの「レモンオイル」を
作っているメーカーFAVELLA社です。

毎年、輸入量が増えているレモンオイル・コンディショナーは
レモンとオリーブの実を一緒に絞ってしまうことで
この地域特産のレモンの強い香りがたっぷり移っており
あらゆる料理に使えるベンリなオリーブオイルです。

しかしまだこのメーカーを訪ねたことは一度もなく、
いったいどんな場所でどのような作られ方をしているのか
興味しんしんで、ここまでやってきたのでした。

ナビの指示通りに、住所に向かいますが結構遠い。
30分走ったところでついに道に迷ってしまったようです。
そこに、タイミングよくメーカーの担当者から私の携帯電話に
連絡が。「今、どのあたりにおられますか? 迎えに行きます」

よかったです〜。少し、ほっとしました。
近くに見える鉄道の線路やらホテルの名前などを伝えると、
10分ほどで担当者ロセッラ嬢が到着しました。

握手を交わし、彼女の車のあとに従って会社に無事、到着。
ナビへの入力の仕方がよくなかったのか、それともこのメーカーが
あまりにも大きい農場なので迷ってしまったのか、わかりません。

レモンオイルを始めとした農産物の製造が主なのかと思っていたら
実はそれよりも、ブッファラ(水牛)のモッツァレッラチーズの
ビジネスのほうが大きいらしく、まったく見当が外れました。
近代的な工場の中を案内され、できたてのモッツァレッラを。

近くにある牛舎には800頭の水牛が飼育されていて、
そこで乳を搾っては、隣の工場で朝早くからモッツァレッラ作り。
美味しくないわけないですよね。
実にジューシー。濃厚なミルクがじわーーっと染み出てきます。
『これこれ。モッツァレッラはこのくらいジューシーでないとっ』
と感心しましたが、あいにくベリッシモではまだチーズは
扱っていないのです。これは将来の楽しみにしておいて・・・と。

続いて農園を車に乗って(!)案内されました。
車でないと回れないくらい、広大だということなのです。
約1時間ほど、農園内を案内していただきました。
途中ではオリーブを始め、クレメンタインやレモン、スイカなど。
この地方の名物的な農産物は一通り、育っています。

あまりの広さで、担当者でさえ途中で道に迷ってしまうほど。
この農園のオーナーは現在、北イタリアのヴェネツィア近くの町
パドヴァに移り住んでビジネスを展開されているそうで、
古くて重厚な作りの住居内部も案内していただきました。

レモンとオリーブを一緒に絞る。それぞれの品質が高くないと
なかなかバランスのとれたレモンオイルは作れないものです。
大勢の方から使いやすい、美味しいと賞賛されるからには
厳しい品質管理がなされた結果だと感じました。

ショールームにはこのレモンオイル・コンディショナーをはじめ
トマトソースや野菜のオリーブオイル漬けなどの保存食品が
真新しくデザインされたラベルを貼られてならんでいました。
今後はそれらの製品も、少しずつ紹介していけたらと思います。

お昼時間を削ってまでしていろいろ熱心に案内してくれた
ロセッラ嬢の別れを告げると、一路また山の中の高速道路A3に
戻りました。ここから500キロほど西へ、西へと向かいます。
まずカラブリア州を250キロあまり。イタリア本土とシチリア島との
海峡であるレッジョ・カラブリアまではほとんど山の中です。

海峡では、フェリーに車ごと乗って、シチリア島の玄関口
メッシーナに移ります。
海峡は距離が短く、やがて橋で結ばれるだろうと
何十年も前から言われてきました(もちろんまだ完成しません)。
それまでは、フェリーだけが唯一の移動手段です。
車だけでなく、人も電車ごとフェリーに乗るそうですが、
私は初めてにして車での移動を選びました。

 
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カラブリアのビーチ
 
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レモンオイル・コンディショナー
 
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担当者ロセッラ
 
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Bufavella社のBuはブッファラのBu?
 
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ファヴェッラ農園
 
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ショールーム
 
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カラブリアからシチリアへ渡る!