イタリア 2006年買い付け旅行記15 イタリア食材専門通販ショップ ベリッシモ
Business Diary

イタリア買付け旅行記(2006年初夏 6月4日〜6月22日 16泊18日の旅)
>

6月18日(日) Modicaへ
 日曜日。今日も朝から快晴です。
 結局、ノートに滞在中の5日間すべて、好天に恵まれました。
 毎年この地を訪れるけれど、晴れてない日はめったに
 なかったです。

 冬の季節は雨も降るらしいけれど、
 こんなに天気がよい(良すぎる?)から、
 夏場の水不足が毎年、懸念されるのでしょうね!


 さて日曜日といえども、ノートのカフェシチリアは通常営業!
 特にこの季節は観光客が増えてくるので、
 日曜はてんてこ舞いの忙しさなのです。

 忙しいところをあまりお邪魔するのも申し訳ないので、
 今日は単独で出かけてみることにしました。
 といってもレンタカーを借りているわけではないので
 もっぱら移動はプルマンに頼るほかはありません。

 読者の皆様に一言、申し添えておきますけど
 日曜日の公共移動手段(バス、プルマン、鉄道)は
 平日と違ってとても間引き運転されています。
 理由は・・・休息日だからでしょうね〜。うんうん。
 イタリアの土日の移動は、時間に余裕を持ってしましょうね!

 昨日、ノートのバス停近くのバールで調べた時間表に基づき、
 プルマンの停留所から(時間にほぼ正確に)バスは出発!
 モディカという町は、世界遺産になっているいわゆる
 ノート渓谷の一部だから、さぞかし近い距離にあるかと思うと
 さにあらず。

 たっぷり1時間半もかかって、ノートから到着しました。
 帰りの出発時間も確かめておこうと運転手に尋ねると、
 「夜7時だよ」と、バリバリのシチリア訛りでご返答。
 えっ?今まだ昼前なんだけど、それまで帰りのバスないの?
 夜までモディカにいろってことかい?

 「?????(マサカ!)」と不思議に思っていると、
 見かねた近くのおば様が助け舟を出してくれました。
 「5時よ。」
 えっ???どっちが正しいんだろうか???

 とっても不安なまま、モディカのバス停に降りました。
 おかしい。。。停留所の時刻表にも「シラクーザ行き午後5時」
 と書いてあるのに、なぜ運転手は違うことを言うのだろうか???
 しかも帰りのバスは1-2本しかありません。
 もし乗り遅れたら・・・と考えるとゾっとします。

 日曜だから、もちろんタクシーだってあまりいないだろうし、
 どうしようどうしよう???明日は昼までにカターニア空港へ
 行かなきゃいけないし。とほほ・・・

 あとでわかりましたが、完璧に「おば様が正しかった」です。
 きっと、運転手は自分の担当じゃないので、
 知らなかったか自分のことしか考えてなかったのでしょう。
 よくあるパターンだけど・・・。


 危ない危ない!


 モディカの町も、ノートと同じく18世紀の大地震で壊滅しています。
 そして、やはりノート同様に当時最先端の「バロック様式」で
 復興された美しい町なのです。
 谷あいにぎっしりとへばりついた住居郡が独特!
 ちょっとラグーサの旧市街地イブラを思わせます。

 ここではのんびりと一日、太陽の光をたっぷりと浴びながら
 路地裏を地図も持たずに散歩して回りました。
 谷を吹いてくる風がとってもさわやか!
 気温は38℃をさしているのに、まったくそれを感じさせないのです。
 もっとも、帰ってから日焼けのすごさを実感しましたが・・・

 さてモディカといえばアンティック・チョコレートですよね。
 カカオと砂糖だけを使用して素朴に作られたチョコは、
 もとを正せばアスティカ文明当時の製法のまま。
 当時王族たちの薬として食べられて(飲まれて)いた
 チョコレートのレシピが、海を越えてここモディカに
 伝えられたのです。

 まるで、モデナのバルサミコのようないわれです。
 どちらも当時は高価な薬として扱われていたのに、
 今では誰もが楽しめる食品になっていますから。

 今では扱っていないけれど、ベリッシモでちょっと前まで
 ラインナップしていたこのタイプのチョコレート、
 もちろんここモディカのメーカーの製品です。
 モディカではこのチョコレートを作る工場がたくさんあるのです。

 そのうちのもっとも有名な店が、
 「ボナイユート」というお店。これはすでに日本に輸入されています。
 パッケージもお店も、とってもお洒落。また、
 そのお店の近くには何件も同じようなお店が軒を並べ、
 店頭で試食をたっぷり振舞いつつお土産として売っていました。

 中世時代そのままの町並みといい、
 独特のざらざらとした素朴なチョコレート尽くしといい、
 なんだかとってもシチリアらしい、
 アンティックな香りたっぷりの町でした。


 さあ!明日はいよいよシチリアを離れます。
 カターニア空港からミラノへ!!
 もう一度、リグーリアに行き、あのメーカーを訪ねなければ!


 (ベリッシモ店長・清水)

 ●店主への質問・ご意見はこちら