イタリア 2003年買い付け旅行記5 イタリア食材専門通販ショップ ベリッシモ
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Business Diary

イタリア買付け旅行記(2003年夏 6月30日〜7月11日 10泊12日の旅)

◆7月2日(水) ローマからパレルモに飛ぶ◆
 2泊したローマにひとまず別れを告げて、今日はシチリア島に出発だ。
 せっかくほどいた荷物をまとめて、旅支度なのだ。

 今回の旅行は最終的にふたたびローマから日本に帰国する旅程なので、
 同じホテルにあらかじめ、帰国する前日の宿泊を1泊、キープした。
 こうしてもう一度戻ってくるということを彼らに告げておくと、
 荷物をそれまで預かってくれるのでありがたい。

 プレゼンされたメーカーさんのサンプルや資料など、
 いちいち旅先まで持ち歩いていたら重たいし、たいへんだからである。
 最終日にアノ手コノ手で全部どうにか持ち帰るというパターンなのだ。


 ローマ・フィウミチーノ空港を11時20分に出発する飛行機に乗って
 シチリア島はパレルモに飛ぶスケジュール。
 実はパレルモにはまだいったことがない。
 前回の買い付けは、シチリア東部・南部が中心だったからね。


 しかし、シチリア島の州都はパレルモ。シチリア西部の観光拠点でもある。
 シチリアを知るには、なんといってもパレルモをまず知っておかねば。
 二泊して周辺に足を伸ばし、それから島の南部に移動しよう。
 日本の四国よりも多少大きい程度だもの。なんとかなるさ。
 プルマン(長距離バス)も頻繁に走っているみたいだし。


 てな軽〜い気持ちで組んだスケジュール。
 これがあとになってたいへんな事態になることも知らず・・・。


 たくさん便がでているローマ〜シチリア間は、飛行機で約1時間。
 イタリア国内都市間を飛んでいる多くのフライトに使われる飛行機らしく、
 横5人掛けにぎっしり詰め込まれる小型機だ。

 機内では、慌ただしくビスケットとオレンジジュースの軽食がサーブされる。
 サラダ味のビスケット。コレ意外とイケます。日本でも売れそう。


 飛行機の最後部から降りるタラップを踏みしめてシチリアの大地を踏む。
 空はモチロン「アッズーロ(青い)!」
 空港のすぐ背中にはゴツゴツとした巨大な岩山がそびえている。
 岩肌をむきだしにした、いかにもシチリアらしい大自然なのである。

 飛行場からは、一時間に一本程度、市内に向かう電車もでているが、
 ここは一つ長距離バス「プルマン」に乗り込むことにする。
 時間に正確なプルマンは青いペイントで塗られていて、
 荷物を各自が勝手に「わき腹のスペース」に放り込んで乗りこむ。
 乗り込む際に、運転手からチケットを購入するシステムだ。


 パレルモまで小一時間の、快適なドライブが待っている。
 リゾートらしく、ゆるやかにカーブする海岸沿いの高速道路はスムーズで、
 ふと見ると、左右に展開される丘陵は上部にほとんど草木が生えていない。
 切り立ったガケを擁する「ハゲ山」ばかりが目に付くのである。

 シチリアを旅していていつも感じることとして、もうひとつ。
 町と町との間には、家らしいものがなく、あまり人影を見ることがない。
 ただひたすら広大な丘陵地帯か、緑の畑がえんえんとつながっているのだ。

 「いったい、ヒトはどこに住んでいるのだろうか??」

 都市の中は対照的に、びっちりと建物が建ち並び、交通渋滞もある。
 都会と大自然が仲良く同居するシチリア。不思議な島である。
 パレルモは、もちろん大都市だ。
 市内に入ったとたん、渋滞でバスも「ストップ・アンド・ゴー」のモードに。


 今夜から二泊する宿は、パレルモ市街の中心部に位置するらしい。
 「らしい」というのは、実はパレルモの詳細地図を入手していないのである。
 駅までいけば、なんとかなるかな。と思っていた。

 そんなことを考えていると、バスは終点のパレルモ中央駅に到着だ。
 タクシー乗り場で客待ちしている運転手にホテルの名前を告げると・・
 「10エウロってとこだな。でもコノ道をまっすぐ歩いて2-3ブロック目だから
 歩いていくって方法もあるよ。」とか言っているらしい。


 「へっ?」高くない?


 なんだ。じゃー10エウロ払わずに、歩いたほうがいいに決まってる。
 ホテルの住所になっている「Via Roma」は駅からまっすぐに伸びる大通りだ。
 歩き始めたら意外とホテルは目と鼻の先なのかも知れない。

 と思って歩き始めてしまったのが「運のツキ」でした!
 炎天下のパレルモ市街。午後2時あたり。重たい荷物を引きずって、
 昼食後の時間帯。ようやく目指すホテル「クリスタル・パレスホテル」を
 見つけたのは、歩き始めてから30分以上経ってからでした。。。


 ったく、どこが「2−3ブロック」なんじゃい!


 こんなことなら、10エウロ払えばよかった。と思っても後の祭り。
 エアコンをマックスにして、シングル・ルームの小さなベッドにヨコになる。
 ホテルはパレルモの豪華な4つ星ホテル「エ・デ・パルメ」のはす向かい。
 パレルモ在住の「大西さん」がオススメしてくれたホテルである。

 前回に訪ねたシラクーサで初めてお会いした日本人の方。
 「2002年イタリア買い付け旅行記」で登場した女性である。
 今回も、事前のメール交換で、食事くらいしましょう。ということになっていた。
 ガイドブックには乗っていない「レアな」シチリア情報をいろいろと
 教えてくれるかもしれない。現地に住むヒトの情報は貴重なんである。


 早速、ローマで購入したばかりのケータイ電話で連絡を取り合う。
 夕方7時に、ホテルのロビーで待ち合わせすることになった。
 それまで少し時間があるので、とりあえずホテルの周辺を歩いてみた。

 ホテルはパレルモの旧市街と新しい市街とのちょうど真ん中あたりにあり、
 近くには歴史のある建物がけっこう多く存在しているのだった。
 巨大なオペラ劇場(イタリアでもっとも大きいらしい)があり、
 ミラノやローマで見かけるブティックや百貨店(リナシェンテ)もあり。

 失礼ながら「なんと。意外と都会じゃん。」
 洒落たお菓子屋さん兼バールに入り、初めて「カンノーロ」を注文する。
 シチリア名物のお菓子でありながら、食べるのは初めてであった。
 リコッタチーズの甘いクリームが、ロールして揚げた生地にくるんである。
 「相当ボリュームがある!」そして「むちゃくちゃ甘い!」食べ物でした。

 この「カンノーロ」を、地元の人は一気に食べてさっさと出て行く。
 まるでカッフェやジェラートを休憩のときに楽しむかのように。
 ちなみにワタシは精一杯頑張って一個全部食べたけど、
 どうみても日本でなら半分〜3分の一の大きさで十分かもね!


 約束の午後7時。ホテルのロビーに座って待っていると、
 ダンスパフォーマーらしいきゃしゃな体に目の覚めるような
 ブルーのワンピース姿の大西さんが登場。久しぶりの再会である。

 今日は地元の人がよくいく洒落た中庭のあるリストランテに
 連れて行ってくれるという。オープンエアの夕食。楽しみだ。
 さっき歩いたきたばかりの「Via Roma」をまた駅方面に逆戻りし、
 途中で脇の細い道に入る。看板さえないドアをあけると、
 そこには松明で照らされた優雅なスペースが広がっていたのだった。

 かつては貴族の館だったのを改装して、レストランにしたものだ。
 自然が一杯の美しい中庭に、テーブル席が配置されている。
 屋内にもテーブルがあるが、やっぱりこの中庭の席に座りたくなる。

 そういえば今日は、機内食のビスコッティといい、カンノーロといい、
 あまりまともな食事をしていなかった。
 彼女のオススメで、シチリアらしいタコのフリットとイワシのマリネを
 アンティパストとして注文。おっと、ワインはシチリア産の白だぜ。

 「スミが入っているタコが美味しいのよ!」と、
 自宅近くにも魚の市場があるという彼女らしい解説つきで食べてみる。
 小さなタコにコロモがついて、カラリとあげられたフリットだ。
 大きなレモンをぎゅぅぅぅっ!!としぼったら、豪快に口の中へ。


 うーーーんっ。シチリアだあっっっ!!!


 イワシのマリネ。これは「コハダ」のようなものである。
 プレッツェーモロ(イタリアンパセリ)のみじん切りがいい香り!
 やっぱしハーブはその場で刻んでかけなきゃあ!

 次に出された「カポナータ」には、地元の大西さんも唸りました。
 モチロンそれを食べたワタシも感動の一品!
 なんとも初めて食べる美味しさですっっっ。正直、あなどっていました。
 要するにこの料理、ナスとトマトの「煮込み」なんですが、
 シチリアらしくレーズンと松の実がアクセントに投入されているのが特徴。

 そのレーズン、まだ緑色していて「ナマっぽい」のね。
 てっきり「干しぶどう」と思い込んでいたワタシにはすごい新鮮でした。
 こいつがちょうどよい甘さを全体に加えていて、タマリマセン!!
 クセになる美味しさなのでした。

 イカスミパスタやイワシのパスタを堪能して、
 最後はやっぱりカフェとシチリア名物「グラニータ」でしょう!
 クワの実のグラニータ。鮮やかなルビー色をしたこの「カキ氷」には、
 ナント!クワの実がツブツブの状態で入っているのです!
 おいしくないわきゃーないでしょう!最高っす。

 途中、愛妻家のイタリア人のご主人から大西さんのケイタイに
 電話が入ること2回。「今、清水さんと一緒で。うんうん。もうじき帰るから・・・」
 なーんて言っているみたいです。ウワサには聞いてましたが、
 イタリア男性って結婚していてもこんなにマメなんですかねぇ!


 (続く・・・)
 
パレルモ空港
パレルモ空港。いきなり岩山が目の前に立ちはだかります

パレルモに向かう車窓から
バスでパレルモ市街に向かいます。途中の車窓から。

ホテルの部屋
炎天下、駅から30分歩いてようやくホテルに到着し・・・

ホテルにてパソコン接続
おきまりのパソコン接続です。

カンノーロ
コレがウワサのカンノーロ。全長12cm・直径5-6cm。中身の白いクリームがちとハード

カンノーロを食べた店
カンノーロを食べたお菓子屋さん周辺。ちょっと高級?でもメニューには日本語が・・・

でっかいオペラ劇場
イタリアで一番大きいという巨大なオペラ劇場。夜は若者達が集まってきます

パレルモの町
岩山を背景にしたパレルモの町の中。

「クリスタル・パレス・ホテル」のロビー
泊まったホテルは交通の便が良く、キレイなビジネスホテルでした。

中庭のあるリストランテ
美しい中庭で食べる料理は、雰囲気も味のうち。

シチリアの白ワイン
シチリアの冷えた白ワインがアンティパストにグー。

イワシのマリネ
緑色の「プレッツェーモロ(イタリアンパセリ)」がキモです!

イイダコのフリット
イイダコのフリットは大きいレモンをぎゅっとしぼって。

シチリアン・アンティパスト・ミスト
3種類のアンティパストミスト。手前がカポナータ。
ムチャウマ!!

クワの実のグラニータ
「クワの実」のグラニータ。
ツブがそのまま入ってて
すごく自然な甘さ。
うまいっス!

大西さん
ダンナ様からチェックの電話をたびたび受ける大西さんなのでした。


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